最近、自分が何を基準に判断しているのか、少し立ち止まって考える機会がありました。仕事、勉強、投資、家庭。日々いろいろな選択を迫られる中で、判断の軸が曖昧だと、どうしてもブレが大きくなります。そこで、自分なりの行動指針を三つに整理してみました。
一つ目:家族の幸福量を最大化する
私は、収入や資産の最大化よりも、家族全体の幸福量を最大化することを最優先にしています。幸福量というのは曖昧な言葉ですが、安心感、健康、信頼関係、過ごす時間の質といった、数値化できないものを含めた概念です。
短期的な合理性を理由に家庭に無理を強いる判断はしない。また、他人の家庭像やSNS上の理想像を基準にしない。一度壊れると取り戻すのが難しいものを、最上位に置くと決めています。
二つ目:人的資本と関係資本を日々高める
次に重視しているのが、自分自身の人的資本です。ここで言う人的資本とは、資格や肩書きだけではなく、思考力、観察力、言語化能力、判断の精度といった基礎的な能力に加え、仕事仲間や友人との信頼関係も含めたものだと考えています。
一人で完結する成長には限界があります。誠実に仕事をし、約束を守り、相手の話をきちんと聞く。そうした積み重ねが、結果的に自分の選択肢や視野を広げてくれる人間関係につながる。肩書きのための勉強や、表面的な人脈作りは選ばない。睡眠や健康を削ってまで能力を高めたつもりになることもしない。時間とともに価値が増していく能力と関係性に、日々少しずつ投資していくことを行動原則にしています。
三つ目:ポートフォリオの価値を高める
三つ目は、金融資本、つまりポートフォリオの価値向上です。ただし、これは人生の目的ではなく、あくまで手段です。
分かっていないもの、感情を強く揺さぶるものには投資しない。短期的な含み益や含み損で、自分の判断や価値を測らない。時間と確率が味方する形で、資産が育つ配置を維持することを重視しています。金融資本は、自由度と選択肢を増やすための装置であり、人生の主役ではありません。
おわりに
この三つの指針は、すべてを完璧に守るためのものではありません。迷ったときに、自分が何を優先し、何を犠牲にしようとしているのかを確認するための基準です。考え方は時間とともに変わるかもしれません。それでも、現時点での価値観を言葉にして残しておくことには意味があると思っています。
また数年後に読み返したとき、どんな感想を持つのか。それも含めて、記録として残しておきたいと思います。

