投資家の一覧(日本人)

※作成中のページです。各投資家の投資手法について分析し、自分のものとしていくための勉強用のページです。

①竹田 和平 氏 1933年2月4日~2016年7月21日

 竹田和平さんはバリュー投資家であれば必ず知ることなる投資家の一人でしょう。愛知県に生まれ29歳の時に「タマゴボーロ」で有名な竹田製菓を創業しました。現在は竹田本社と商号を変更しています。20歳代から投資を始め、ピーク時には100社以上の上場企業の大株主として名を連ねました。

【投資手法】

竹田氏の投資手法は、中小型株を対象としたバリュー投資です。PER・PBRが低く、配当金をしっかりと出し続ける企業であるか?を重視されていたようです。また有利子負債が少なく自己資本比率が高い企業というのも条件となっていました。配当金を受け取ると律儀に経営者宛にお手紙を書かれていたんだとか。ブログや本を拝見したところ、「徳」をとても大切にされている方である、という印象を受けました。

【投資先】

現在大株主となっているのは名証の「中部日本放送」のみです。

過去には、ムトー精密(7927)やシグマ光機(7713)などで大株主になっていました。いずれも2017年の有価証券報告書からは名前が消えており、売却済みのようです。両企業とも同時期に高騰しており利確されたということでしょう。

2013~15年ごろの投資先で「竹田和平」個人名義で掲載されている企業はこちらで確認できました。

https://irbank.net/%E7%AB%B9%E7%94%B0%E5%92%8C%E5%B9%B3

B2B、「知る人ぞ知る」かつ実力があるバリュー株が多いという印象です。

【まとめ】

 竹田氏は過去には大型株のみを主戦場として失敗した過去があるそうです。その失敗をきっかけに安定配当の小型株が割安になるタイミングじっと待ち、可能な限り長期間保有する、という方針になりました。これは、大株主として掲載されている情報とも一致しています。

 また、冷静に受けとめなければならない事実として、彼が「中小企業の経営者」であったという点です。単純に小資金のサラリーマンがそのまま手法を真似できるか?というとやはり難しいと思います。自由に使えるお金も多かったでしょうし、逆張りするときはナンピンも可能です。

 学ぶべき点は、買いも売りもじっと待つ「忍耐力の大切さ」だと思います。上場企業は国内だけで4000社近くあります。竹田氏のように四季報に目を通し、ウォッチしている銘柄の値ごろ感を見つけて拾っていく、というのが大切だと思いました。

【書籍紹介】

『バフェットと竹田和平 富を築く大富豪の教え―「投資の賢人」たちの金言に学ぶ』日本文芸社 (2009/3/23)

『花のタネは真夏に播くな ~日本一の大投資家・竹田和平が語る旦那的投資哲学~ 』文春文庫(2008/10/10)

CIS(森 貴義)

BNF(小手川 隆)

五月(片山 晃)

五味 大輔

藤巻 健史

テスタ

是川 銀蔵

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