今年の秋ぐらいから体調が思わしくなく、夜眠れない、朝起きれないという状態が続いておりました。それだけならこれまでも何度かあったのですが、日常生活に必要な風呂に入るとか歯を磨くといったアクションも次第に億劫になり、仕事から帰ったらひたすら布団の中で悶々とする、という良くない状態が続いておりました。
ホッとするのは金曜日の夜から土曜の夜にかけてだけです。しかし、金〜日はここ最近ずっと寝ている状態が続いていました。何もしたくないのです。
ちょっと鬱っぽいかな、という自覚はありました。慣れない仕事が手一杯になり何度か周りの人に助けてもらっていましたが、11月の終わり頃には精神的にもう無理だな〜となり、12月のある日の朝、体調が悪いとだけ会社に連絡して休みました。
意外なことに根掘り葉掘りと病状は聞かれず、淡々と休みの手続きが進められました。むしろ困難だったのが心療内科の予約です。今はどこでも患者が多いらしく、10件近く電話して初診の予約ができるのは来年以降と言われたところが数件ありました。なんとか予約無しで診療してもらえる病院を見つけて、暫く休めるよう診断書を貰いました。
心療内科の受診には少し抵抗があるという人も多いのではないでしょうか。私の場合、症状が軽めだったようで薬による治療にはなりませんでした。しばらく仕事から離れて様子見ということで、実際に休んで仕事を忘れてみると、また職場に戻りたいなという気持ちも多少湧いています。
休みを持ったことで、自分のストレスの原因が何だったのか、回避することはできなかったのか、今後何をしたいのか、など考えるきっかけになったとプラスに考えています。また、このように、文章にして気持ちを整理する時間が取れているのも良かったなと思います。
おそらくこの記事を読んでいる人の中には、休んだらもう復帰出来なくなるのでは?という心配をされている人も多いでしょう。私にとってもその点は1番の心配ごとです。私の場合は、とても有難いことに上司が「堂々と戻って来い」と言ってくださったのが、背中を押してくれました。
たとえ、その言葉がなかったとしても、今はどの職場でも人手不足です。働き手が増えるというのは職場の人にとっては悪いことではありません。それに、案外皆他人には関心が無いもので、何週間か普通に働いていれば、しばらく休んでいたことを気にする人は居なくなるでしょう。(私の周りで以前休んだ人がいましたが普段意識することは皆無です)
ドライな考え方ですが、会社員って代えが効くんですね。私が休んでいても、仕事は回っていて大きな事故が起きたりはしてないわけです。日本では皆勤賞など学生の頃から休まないことを美徳にする文化がありますが、体を壊してしまっては本末転倒です。なので、もう耐えられないとなったら、思い切って休みましょう。
ただし、会社員として必要な手続きはきっちりする必要はあります。これを怠ると職場に戻れなくなる可能性もありますし、何より周りの人達に迷惑がかかります。
以上が私の体験から言えることです。今仕事を休みたい、もしくは休職中だという方の参考になれば幸いです。