【8番目の7不思議】複利のパワーについて

 最近いろいろと人生について思うことがあり、再びブログを更新していこうと思います。

日経平均株価は24年1月に入り上昇を続けています。2月末の終値は3万6千円を超えておりバブル崩壊後の高値を更新しました。完全なる買い遅れ組になりつつありますが、キャッシュポジション多めながらも持ち株も順調に値上がりしており、もうすぐ8桁台というところまで来ました。

 久しぶりの更新ということで、このサイトの最初の趣旨である株式投資の勉強サイトという原点に立ち返り一度「複利」の効果についてまとめておきたいと思います。

 金融商品を運用する際につく利息や配当金は、単利もしくは複利で運用するわけですが、単利は利息を受け取る、複利は受け取った利息を再投資する、ということになります。100万円運用して配当が3%付くとしたとき、1年目は3万円もらえるだけですが、再投資すれば来年は103万円に対して3%つきます。つまり、30,900円もらえることになります。900円しか差がない、と侮るなかれ。これが3.4.5年・・・・と時間がたつにつれて複利のパワーが爆発してくるのです。仮の計算をしてみましょう。

 元本100万円を年利7%で30年運用したとき

 7%というのはダウ平均株価の過去100年くらいの平均がそれくらいなのだそうで、仮に7%としました。1~10年目くらいまでの上り方は緩やかですが、後半にかけて急激に上昇しているのがわかります。複利の効果は時間がたつにつれて効果が最大に発揮されるのです。

 この複利の力を最大限利用しているのがウォーレン・バフェットです。彼の資産の大半は80代以降に築き上げられたものです。これは複利の効果が発揮されるのが、人の人生でいえば後半になるということを表しています。ちなみにバフェットの資産運用の平均利回りは20数%程度と言われています。

 ここから得られる示唆としては、

①初期の元本の大きさはそれほど重要ではない。

②可能な限り若い時から投資を始めた方がよい。

③途中で資産をすべて失ってはならない。

の3つを私は考えました。①について、100万円からスタートしても利回りと運用期間次第で大きく儲けられる。②について、運用期間を最大化するために若い時から投資をスタートするべき。③については、資金を途中ですべて失ってしまうと利回りも糞もない(0に何をかけても0)。

 ということで、上記の内容は20代前半から割と意識はしてきたつもりです。幸い資産をすべて失うような結果にはなっておりません(その代わり大きく増やせたこともない)。長く市場に居続けるということを意識してこれからもやっていきたいと思います。

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