投資を続けていると、家族との距離感は避けて通れないテーマになります。特に、運用額がある程度の規模になってくると、投資は趣味なのか、仕事なのか、あるいは人生の一部なのか、自分の中でも整理が必要になります。
我が家では、次のような考え方で妻と投資の話を共有しています。
1.日々の損益は家計と切り離す
現在、投資額は1,200万円を超えており、日によっては10万円単位で評価額が上下することもあります。この点については妻にも伝えています。
ただし、プラスであってもマイナスであっても、毎月の家計には一切影響させないというルールを明確にしています。
生活費や教育費、固定費は給与収入のみで完結させ、投資は完全に別勘定としています。短期的な運用結果が生活に波及しないよう、意識的に線を引いています。
2.家族に影響が出るタイミングを先に伝える
一方で、投資が家族と無関係だとは考えていません。資産が一定の閾値を超えた場合、たとえば数億円規模になったときには、
・働き方
・住む場所
といった点が変わる可能性があることは、あらかじめ伝えています。つまり、家族に影響が出るのは途中経過ではなく、結果が出た後であるという点を共有しています。これは夢や野心の話というより、「どこから人生の選択肢が変わりうるのか」を整理した条件の話に近いものです。
3.投資に割く時間についても事前に共有
最近では、運用次第では投資収益が給与を上回る可能性も現実味を帯びてきました。そのため、投資は趣味であると同時に、仕事、そしてライフワークとしての性格を持ち始めています。
そこで、四季報を読む時間など、一定のインプット時間を確保したいことについても事前に伝えました。意識しているのは、「時間を取る」という表現ではなく、なぜその時間が必要なのかを説明することです。
現在の生活を犠牲にするためではなく、将来の選択肢を増やすための準備である、という位置づけを明確にしています。
4.家庭を侵食しないための自戒
投資をライフワークと呼ぶ以上、最も注意しているのは、家庭を静かに侵食してしまわないことです。成果が出ている間は問題になりにくいものの、相場が横ばい、あるいは不調な局面でも同じ熱量と時間を投資に注ぎ続けるのかは、常に自分自身に問い直す必要があります。
投資は調整できますが、家庭は代替がききません。だからこそ、自由にしすぎず、ルールと説明責任を持って向き合うようにしています。
おわりに
投資において重要なのは、リターンそのものだけではなく、その投資とどのように生きるかなのだと思います。家計と切り離し、影響が出るラインを明確にし、時間の意味を共有する。
このやり方が正解かどうかは分かりませんが、少なくとも現時点では、家庭と投資を同時に壊さずに続けるための一つの現実的な方法だと考えています。

