【4465】ニイタカ~固形燃料シェアトップ~

〇基本情報

コード :4465    企業名: ニイタカ     市場: 東証P

日付2月22日PBR(倍)0.94
株価(円)2,065ROE(%)10.3
時価総額(百万円)12,272BPS(円)2,163
PER(倍)15.24配当利回り(%)3.1

〇業績

 年売上(億円)営業利益(億円)営業利益率純利益(億円)EPSEPS成長率
20081155.614.9%2.45 
20091123.353.0%1.41 
201012010.28.5%3.9466.3 
20111156.055.3%3.3456.13-15.3%
20121224.954.1%2.3239.01-30.5%
20131286.545.1%4.0968.7476.2%
20141367.945.8%5.0986.2325.4%
20151418.15.7%5.6595.6710.9%
20161496.544.4%4.7480.35-16.0%
201715610.86.9%7.78131.8364.1%
201816710.86.5%7.86133.080.9%
201917511.66.6%8.23139.394.7%
202017716.29.2%10.6179.3228.6%
202118424.513.3%6.97118.11-34.1%
202217818.310.3%12.3208.5976.6%
2023195126.2%8135.51-35.0%

〇定性評価
特徴
業務用洗剤・固形燃料を製造販売する化学メーカー。全国のホテルや旅館などへ厨房回りの製品を提供しており、特に固形燃料はシェア6割と独走。

強み
シェアトップの固形燃料は煙が少ない、火が付きやすいなど宿泊業界から好まれる特性を備えているそう。旅館で食事をする際は私自身固形燃料の製造元をチェックしているが、同社の商品しか見たことがない。

弱み
2022年ごろから始まった燃料高騰のあおりを受けて減益となっている。旅行業界の回復で売上は急回復しているとのことだが、原油高騰はしばらく収まらないことを考えると暫く利益を圧迫しそう。

業界を取り巻く環境
業務用洗剤はコロナ禍で大きく売り上げを伸ばしたが、そろそろ行動制限や過度な予防もなくなると考えられる。消毒関連の売上の落ち込みは避けられないか。

成長性
中国に子会社を持ち、売上の少しの割合ではあるが販売を始めている。中国には何度か行ったことがあるがまだまだ衛生観念が浸透しているとは感じなかった。実際市場そのものも拡大しているとあり、海外売上は期待できそう。

総合評価
シェアトップの固形燃料の占める売上は全体の2~3割程度と予想している。新卒向けのページに年間2億個販売とあったのでそこから推計してみた。インバウンド回復からの固形燃料売上増→株価UPというシナリオを想定して分析してみたが、短期的には厳しいか。市場は寡占なので長期的には価格への転嫁で回復は期待できる。

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