【9562】ビジネスコーチ

今年10月にIPOしたばかりのコーチングを手がける企業。

普段IPO銘柄には気を止めない私が何故調べてみる気になったかと言うと、私自身がコーチングを受けているからです。

また、その効果をここ2年間確かに実感しております。これから高まってくるであろう「学び直し」「リスキリング」といったテーマにも合致する銘柄です。

来期は減益予想で10月以降大幅な値下がりが続いておりますが、PER8倍の水準は十分投資に値するのでは?と考えています。減益の要因は本社移転費用など5000万円とあったので一過性のものと見ております。

時価総額的に見ても既に10億台まで落ちており、ここからさらに半分になることは業績の推移を見ても考えづらい。コーチング需要自体は増え続けていること、7割の企業顧客が翌年以降も継続して契約してくれていること、パートナーコーチの増加の推移などの指標からも、その成長はある程度予想できます。

●リスク

売上拡大は、パートナーとなるコーチの増加に依存しています。今後200人以上のコーチと契約を結ぶとirに書かれていましたが、日本にコーチってどの位いるんでしょうね。コーチの質を保ちつつ、現在の120人から倍近くまで増やすとなると、売上原価の大半を占める外注費も負担増になるのかなと思います。

もう一点コーチング業界自体は参入障壁が低く、個人で活動されている方も多数いらっしゃいます。私のコーチも個人コーチです。ですので、ビジネスコーチで契約パートナーとなるコーチ側のメリットがそれ程大きく無い?と思いました。

これから副業が加速すると思いますので、空いた時間で、すぐにコーチングを始めたいというパートナーにとっては、こうした企業に属することはメリットなのかもしれませんね。

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