1. 投資結果のサマリー(要約)
• 銘柄: 平安レイサービス (2344)
• 投資期間: 約10ヶ月
• パフォーマンス: +87.5%(買付単価 800円 → MBO価格 1,500円)
• 投資手法: 低PBR・キャッシュリッチに着目したバリュー投資
• エグジット: 創業家によるMBO(マネジメント・バイアウト)
2. なぜ「800円」で仕込めたのか
今回の投資は、短期間でのMBOとなりました。PBR1.0以下の買付価格に少々不満もありますが、概ね良い結果となりました。5月の上場廃止前に市場で売却する予定です。
①圧倒的な割安放置(低PBR)
平安レイサービスは、神奈川県を地盤とする冠婚葬祭業です。PBR 0.5倍前後で放置されており、解散価値を下回る水準でした。年々純資産が積み上がっている状況で、PBRも低下傾向にある不人気株でした。買ったのは2025年の4月7日にトランプ関税ショックで暴落した日です。さらに安く買えました。
②互助会で積み上がった現金活用
冠婚葬祭という景気に左右されにくいビジネスであり、互助会からの安定した積立もありつつ、有価証券も数十億あり、手元流動性が非常に厚い「キャッシュリッチ企業」でした。私の狙いは、金利が上がる中で、互助会の資金を国債などで運用すればもっと儲かるようになるのでは?という仮説がありました。
③残存者利益
また、個人経営の葬儀社の廃業が増えていることは私の住む地方でも感じており、そういった企業を事業承継しながら拡大していける可能性もある、とも考えました。
以上の理由が購入を後押ししました。葬儀社というのは常に不人気セクターです。ですが、ピーターリンチも著書の中で葬儀社への投資で大きなリターンを得たことに触れており、今の日本に再現性があるのではないかと考えました。
3. 「時間効率」が良かった
結局のところ私の仮説はほとんど当たっておりません。今回、投資額は小さかったですが、初めてのMBOで気づきを得ました。単なる利益率ではなく「IRR(内部収益率)」が大事ということです。ダラダラと数年保有しての2倍ではなく、1年足らずでこのリターンを得たことで、資本の回転効率が最大化されました。
今後は、今回の「低PBR×創業家×キャッシュリッチ」という条件を軸に、他の可能性ある企業を探してみたいと思います。

