先日、幼馴染と夜に温泉へ行きました。
彼は最近マイホームを購入したそうです。ローンは約5,000万円、ペアローンで40年返済。たっけえな・・・と思いますが、今どきよくある選択です。
「家は買わないの?」
そう聞かれて、私は買う予定はないと答えました。
現状、社宅に安く住めており、住居費はかなり抑えられています。家賃は月1万円、周辺のマンションは10万円を超えており、毎月10万円の非課税補助を受けているような状態です。立地も悪くなく、今の生活に大きな不満はありません。合理的に考えれば、現時点で家を買う理由は乏しいと言えます。
ところが、やはり長い付き合いの友人ともなると、その発言は多少重くなります。
なぜそう感じるのか。理由を考えてみると、これは「私も実は家が欲しい」という感情ではないと気づきました。
同世代が人生の典型的なイベントを一つ進めた場面に立ち会い、自分の選択と比較してしまっただけなのだと思います。
マイホームは、日本では分かりやすい人生の節目です。
就職、結婚、出産、住宅購入。
この流れを無意識に「正解ルート」として刷り込まれている以上、そこから意識的に外れていると、たまに不安が顔を出します。
また、40年ローンという言葉が持つ重さにも反応したのだと思います。
家を買うという行為は、単なる消費や投資ではなく、「この場所、この働き方、この生活を長期間引き受ける」という覚悟の表明でもあります。その覚悟を背負った同世代を目の前にして、心が揺れたのも事実。
私は家を買わないという選択をしています。もっとも大切にしているのは子どもや妻に人生の選択肢があること。家はただのハコです。住居を固定しないことで、仕事や資産運用、生活の自由度を高く保てています。これは私の性格や価値観に合った選択だと考えており、しばらくこの考えが変わることはなさそうです。